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気になる一戸建てのネックを知りたい|建築士が6つの実例で解説

購入候補が見つかり、何件か見学している方へ|松戸市・柏市

場所も広さも気に入った一戸建て。でも、「この物件のネックや注意点を知ってから、購入を決めたい」と感じていませんか。

「車を停められる?」「この天井で暮らしにくくない?」「どうして廊下や窓がこんな形なの?」。実際のご相談を、6つの図解と一緒にご紹介します。

図面と現地を見て、設計の工夫や制約を読み解くと、その家の注意点と、隠れていた魅力が見えてきます。

執筆・相談担当:岩﨑卓也|宅地建物取引士・二級建築士・既存住宅状況調査技術者|不動産売買25年/相談・接客1,500件以上

気になる物件のネックを、購入前に相談できます

物件URLと「この家の注意点を知りたい」という一言をLINEでお送りください。岩﨑がご希望を伺い、資料から分かることと、現地で確認したいことを整理します。

物件URLを送って、ネック・注意点を相談する

初回の住宅購入相談は無料。ご自宅からのWEB相談にも対応しています。

図を見ながら、自分の候補物件に当てはめてみてください

  • 土地・道路の条件と、実際の使いやすさ
  • 天井・間取り・窓に表れる、設計の工夫と制約
  • ネックを理解したうえで、自分たちがどう選ぶか

以下は岩﨑が対応した相談事例を、説明用に要約したものです。図は事例をもとにした模式図で、未提示の寸法や配置は簡略化しています。設計の狙いは、図面や現地の状況から読み取った内容としてお伝えしています。

① 幅2.5mあるのに、普通車を停めにくい?

土地・建物・隣地・道路の関係と、法令上の条件

購入候補は、道路から細い通路が延びる「旗竿地」。道路に接する長さは2.5mありました。接道の条件を確認したうえで、私が気になったのは、左右のブロック塀です。

旗竿地の通路の幅2.5mから、敷地内にある左右各15cmのブロックを差し引くと有効幅2.2mになる。幅1.85mの普通車を例に、ドアを開く余裕を確認する図。
境界間の幅と、ブロックの内側で実際に使える幅は違います。車は幅約1.85mの例で、車種・長さ・敷地形状は模式化しています。

ブロックは両側とも敷地の内側にあり、厚さは各15cm。実際に使える幅は、2.5m − 0.15m × 2 = 2.2mでした。

幅が約1.8~1.9mの普通乗用車なら、ドアを開けて乗り降りする余裕がかなり限られます。お客様は普通車と軽自動車を1台ずつお持ちでした。

岩﨑が確かめたこと

接道の条件に加えて、車種と台数、ブロックを差し引いた有効幅、乗り降りまで確認しました。

お客様の判断

敷地には軽自動車を停め、普通車は近くの月極駐車場を借りる方針にしました。

接道義務は原則として建築基準法上の道路に2m以上接することなどが基本になりますが、道路の種類や条例等の確認も必要です。接する長さだけで住みやすさを判断することはできません。[1]

② 立地はいい。でも、3階の天井が気になる

建築上・設計上の注意点

通勤・通学に便利な、新築3階建て。お客様は立地を気に入っていましたが、3階の天井の大部分が斜めになっていることに、違和感を持っていました。

3階の大部分が斜め天井になった3階建て住宅の模式断面図。事例で確認した高さ10m以内と、基礎の立ち上がり約15cmを表示し、部屋数と使える空間の確認を促す。
この事例で確認された特徴を示す模式図です。屋根角度、階高、壁厚、基礎断面は実際の設計図を再現したものではありません。

外に出て建物全体を確認すると、基礎の立ち上がりも約15cmと低く抑えられていました。敷地や高さ・斜線の条件を踏まえ、各部の高さを調整して、3LDKを確保した設計と読み取りました。

そこで、3階の天井が暮らし方にどう影響するかに加え、将来建て替えるときも、3LDKを確保するには同様の制約を受ける可能性があること、ゆとりを重視して再建築をする場合には2LDKの計画になる可能性が高いことをご説明しました。

岩﨑が確かめたこと

部屋数と、天井の高さや基礎高の不自然さから、なぜそのような設計になっているのかの設計意図と、その形が日々の使い方にどう影響するかを合わせてご説明しました。基礎の構造や防湿上の扱いは、確認図書等で個別に確かめる事項です。

お客様の判断

お客様は設計上の制約を理解し、別の物件を選んで購入されました。

③ 細長い土地では、希望の家は建てにくい?

不動産としての特徴・希少性と、注意したい条件

注文住宅を希望するお客様が、駅に近い土地を見つけました。立地は気に入ったものの、「正方形の土地がいい」とお考えで、奥に細長い形が気になっていました。

間口6.5mの細長い土地で、道路側の手前5mを駐車場、アプローチ、ポーチ、植栽に割り当て、奥の建物を計画する部分がほぼ正方形になるという事例の模式図。
手前5mの使い道を整理すると、建物を計画する部分の形が見えてきます。建物・車・植栽等の配置は説明用の例です。

測量図と現地を確認すると、間口は6.5mで、ご希望の間取りは計画できそうでした。駐車スペースが必須だったため、建物の配置と土地の利用方法について、手前5mを駐車場・アプローチ・ポーチ・植栽に使う計画を提案しました。

すると、その奥の建物を計画する部分は、ほぼ正方形になります。気に入った立地を生かしながら、間取りや窓の計画を具体的に検討できることをお伝えしました。

岩﨑が確かめたこと

土地全体の形と、駐車場などを確保した後に建物を計画する部分の形を分けて見ました。

お客様の判断

希望する建物の計画ができると分かり、お客様はその土地を購入されました。

「気に入ったけれど、ここが気になる」があれば

「車を停めやすい?」「この天井や土地の形に注意点はある?」など、一つの疑問からご相談いただけます。候補の物件URLをお送りください。

候補物件のネックを、具体的に相談する

初回の住宅購入相談は無料。WEB相談にも対応しています。

④ どうして、この廊下は曲がっているの?

設計者の考えを読み取り、工夫や隠れた魅力を見つける

中古一戸建ての見学で、1階の廊下が曲がっている理由を聞かれました。玄関から約1,820mm進むと右に曲がる、その壁と周りの間取りを確認しました。

玄関から進んだ正面にニッチのある壁があり、その裏がパントリーになっている。廊下を右に曲げることで洗面室・浴室へ続く奥の廊下への視線が直接届きにくくなる模式図。
①パントリーの確保、②正面のニッチ、③奥への視線への配慮。廊下の曲がり方から、3つの工夫を読み取りました。

壁の裏側には、大きなパントリーがありました。この収納を確保するために、廊下を曲げたと考えられます。

さらに、玄関から見た正面の壁には小さなニッチがあり、絵や写真を飾る場所になります。曲がり角の先にある洗面室・浴室へ続く廊下も、玄関から見通しにくい配置でした。

岩﨑が読み取った工夫

収納を確保し、玄関からの見え方を整え、奥のプライバシーにも配慮する。廊下が曲がる理由と設計の意図を、周りの空間と一緒に説明しました。

お客様の判断

お客様は設計の工夫に納得し、その家を気持ちよく購入されました。

⑤ 同じ4.5帖なのに、広さの印象が違う

間取りの工夫と、実際に使うときの注意点

新築一戸建てを3件見学し、候補を2件に絞ったお客様。どちらの子ども部屋も4.5帖なのに、一方は狭く、もう一方は5帖ほどありそうに感じていました。

同じ4.5帖の子ども部屋を、短い辺2,275mmの細長い形と、短い辺2,730mmの正方形に近い形で比較する図。短い辺の差455mmを示し、同じ大きさの家具を例示する。
数字は、この事例で確認した短い辺の寸法です。奥行き・壁厚・家具配置は模式化し、図内の家具は比較用の同じサイズで描いています。

図面と現地を確認すると、短い辺はそれぞれ2,275mmと2,730mm。差は455mmです。広く感じた部屋は、より正方形に近い形になっていました。部屋が正方形に近い方が当然圧迫感は減ります。

お客様が感じていた違いを、部屋の形と寸法から説明し、お子様にも使いやすさを聞いていただきました。

岩﨑が確かめたこと

畳数と、部屋の縦横の寸法、ベッドや机を置いたときの使い方を合わせて確認しました。

お客様の判断

最終的には、お子様の意見も踏まえ、広く感じた方の物件を購入されました。

⑥ 隣り合う寝室なのに、なぜ窓の種類が違う?

窓の形状と、隣の建物・隣地との位置関係

建売住宅の2階で、隣地に向く2つの寝室の窓について質問がありました。一方は約30度まで開く縦すべり出し窓、もう一方は引き違い窓。「両方とも引き違い窓にした方が、明るさや風通しがよいのでは?」という疑問でした。

隣地境界線まで1m未満の位置の縦すべり出し窓と、1m以上の位置の引き違い窓を比較する模式平面図。約30度の開き方を描き、境界までの距離と隣地への見通しを確認する。
境界までの距離と窓の開き方を模式化しています。目隠しの要否は、窓の名称や開き角度だけで決まるものではありません。

確認すると、縦すべり出し窓側は隣地境界線まで1m未満、引き違い窓側は1m以上でした。そこで、民法235条の目隠しに関する規定も踏まえて、窓の位置や見通しを確認しました。[2]

この事例では、開く角度を制限した窓に、隣地への見通しを抑えようとする配慮が読み取れました。窓の種類が違う理由を、隣地との関係からお伝えしました。

岩﨑が確かめたこと

窓の形・位置・開き方に加えて、隣地境界線までの距離と、隣地への見通しを合わせて確認しました。

お客様の判断

お客様は窓の違いに納得し、物件の購入に至りました。

民法235条は、境界線から1m未満の距離で他人の宅地を見通すことのできる窓等について、目隠しを定めています。距離は窓等の最も隣地に近い点から境界線までの垂直距離で測ります。個別の位置・構造・見通し等の確認が必要です。[2]

ネックが分かると、その家の選び方が具体的になる

6つの事例では、注意点への対応を考えて選んだ方も、設計の工夫に気づいて選んだ方も、別の物件にした方もいらっしゃいました。

大切にしているのは、「なぜ、この形なのか」「自分たちが住むと、何に注意したいか」を具体的に説明すること。その家の魅力とネックを理解し、ご家族が納得して判断できるようお手伝いします。

土地・価格・契約

宅地建物取引士

土地と道路、権利関係、価格や契約条件から、購入前の注意点を整理します。

設計・間取り・窓

二級建築士

設計の工夫と制約を読み取り、隠れた魅力と、暮らすときの注意点を説明します。

建物の状態

既存住宅状況調査技術者

目視できる劣化や雨漏りの形跡を確認し、詳しい調査が必要なことを整理します。

ネットで見つけた家、他社で見学した家も相談できます

「この物件を一緒に見てほしい」「説明を受けたけれど、ネックが十分に分からなかった」。お客様ご自身が見つけた物件についても、ご相談いただけます。物件の取扱状況や内見の条件を確認し、お手伝いできる内容をご案内します。

  1. LINEで、物件URLと疑問を一つ送る

    「この物件のネックを知りたい」という一言でも大丈夫です。販売図面は画像でもお送りいただけます。

  2. 資料やWEB相談で、確認したいことを整理する

    岩﨑がご希望を伺い、資料で分かることと、現地で確かめたいことを整理します。

  3. 必要に応じて、一緒に現地を確認する

    ご案内の可否や条件を確認したうえで、設計の工夫、ネック、購入前に追加確認が必要なことをご説明します。

初回の住宅購入相談は無料です。同行見学や調査など、費用が発生するサポートをご案内する場合は、事前に内容と料金をご説明します。

その家のネックと隠れた魅力を、一緒に確認しませんか

気になる一戸建てのURLと、今知っておきたいことをお聞かせください。松戸市・柏市を中心に、岩﨑卓也が直接ご相談をお受けします。

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