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省エネ性能と、子育てグリーン住宅支援事業の補助金について(極力わかりやすく)

 昨年末に新年度の税制大綱が公表されてから話題に上がっていた、「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金について、ようやく実務的にも制度がスタートしましたので、ご説明いたします。

 ただ、住宅のこの手の制度が、一般の方にはわかりにく過ぎる…と思っています…😭

 そこで、今回はなるべくわかりやすくポイントを絞ってご説明いたします。また、住宅ローン控除との関係についても少し触れていきます。

 省エネ性能からみの制度を、すごく分かり難くしているのは、一般用語としての「断熱性能」という言葉が「登場しない😱」ということが原因かと…。

 昔は、「暑さ寒さを遮断する」という意味の「断熱性能」という言葉が制度上も一般的でした。

 ところが今は、昔の「断熱性能」を測る尺度が3つ出てきたので、どれのことか分からなくなってしまうので、制度上の用語としては、『省エネ性能』というようになりました…😵‍💫

 なのでひとまず、「省エネ性能」と言うとご理解くださいませ😔

 ■「省エネ性能」の中身は?

 さて、「省エネ性能」の中身ですが、次のような複数の尺度で測られます。

【省エネ性能の中身】

 「省エネ性能」=「断熱”等”性能等級」+一次エネルギー消費量等級

 ※さらに、↑の「断熱”等”性能等級」=UA値 又は ηAC値(イータAC値)のどちらか小さい方

もう既に分かり難いですが…😵‍💫かいつまんで言いますと、

 「室内のあたたかさが逃げない(UA値)+外の暑さが室内に入ってこない(ηAC値)」

 +「住まいのエネルギーで石油や天然ガスをあまり使わない(一次エネルギー消費量等級)」

という3つを満たすと、住まいの中の温熱環境を整えるのに、エアコンの負荷が少ないし、石油や天然ガスをあまり使わない住まいであれば、地球環境にやさしい

ということになり、「補助金もいっぱい出します」という意味です😌

 ■省エネ性能には等級がある

 これらの省エネ性能には等級があり、補助金を受けるには〇等級以上というように決められています。

 各等級は、指定検査機関等が発行する「住宅性能評価書」や、「BELS評価書」、「フラット35S適合証明書」などで証明されます。

 新築一戸建て住宅の場合は、売主からもらうことができます。中古マンションや中古一戸建ての場合は、買主が検査機関に依頼して調べてもらったりします(古い物件ですと、証明書が出ないこともあります)。

■省エネ性能ランキング

 補助金の額や、住宅ローン控除を受ける際の指標となるのは、上記の省エネ性能に照らし、一定の基準をクリアした住宅です。

 例えば、住宅ローン控除との関係では次の図の通りです。

 

 物件のチラシやネット広告で謳われる、「長期優良住宅」や「ZEH水準住宅」は、求められる省エネ性能は同じです(5以上と6)。

 ZEH水準に満たない住宅の場合は、少し省エネレベルが下がった「省エネ基準適合住宅」になるか(4と4)、さらにそれに満たない場合は「その他の住宅」に分類されます(住宅ローン控除の適用なし)。

 上図の右端は、住宅ローン控除によって還付される所得税の金額の最大値です。省エネレベルが低くなると、所得税の還付の「枠」が小さくなってしまうしくみになっています。

■子育てグリーン住宅支援事業ともらえる補助金の額は?

 さて、本題の「子育てグリーン住宅支援事業」で補助金がもらえるケースは、「新築住宅」か「一定の水準を満たしたリフォーム工事を行った中古住宅」です。

 ここでは、わかりやすく「新築一戸建て」に絞ってお話をします。

※ちなみに、いわゆるリノベーションを行った中古マンションは、ほとんどが補助金対象外になります。補助金が受けられるリフォーム工事には、窓ガラスを断熱性の高いものにする等がありますが、マンションの場合「共用部」にあたるので、勝手に変更できないからです(廊下やエントランスと同じ扱い)。

 ■長期優良住宅なら80万円、ZEH水準住宅なら40万円!

子育てグリーン住宅支援事業では、「長期優良住宅」を購入した人は80万円の補助金をもらえます。「ZEH水準住宅」を購入した人は40万円です。

 このことから、新築一戸建てを購入しようとする場合、ZEH水準住宅か長期優良住宅を購入するとお得と言えますね😊

 ただし、長期優良住宅の供給は、割合としては少ないので、それにウェートを置きすぎて物件を探すと、生活の基盤となる希望のエリアで物件が見つからない/予算が合わなくて購入ができない等の問題が生じかねません。

 「なるべくZEH水準住宅を検討して、長期優良住宅があったらラッキー」くらいがいいかなと思います😌

 ■「ZEH水準住宅」と「長期優良住宅」は、何が違うの?

 ところで、先ほど見たように、ZEH水準住宅と長期優良住宅は、省エネ性能は同じ水準です。

 では、2つの違いはなんでしょう?

 ここでは、その他の住宅性能を表す基準もふくめて、簡単にまとめてみます。

 一言で言うと、「そもそも住宅に求める”要求”が違う」ということです。

一番違うのは、「ZEH水準」は省エネ性能にのみ着目した基準なのに対して、「長期優良住宅」はもともと長持ちする家を目指そうねということで作られた基準ということです。

したがって、「長期優良住宅」は、省エネ性能に加え、耐震性能も高く(耐震等級2又は3)、維持保全計画が作成されており、「省エネ性能が高い+地震に強い+建物寿命が長い」という、すべての項目で高いスペックがあるという意味です。

なので、住宅としてはZEH水準よりも総合的に優良であるため、住宅ローン控除でも、子育てグリーン住宅支援事業の補助金でも、より優遇されているというわけです。

 ■長期優良住宅だけの,その他の優遇措置

 というわけで、「長期優良住宅」はとても優れた住宅なので、その他の制度でも優遇措置が豊富です。購入する際の登記費用や地震保険料が安くなるので、「諸費用が少なくて済む」のも良いところです。

 ただ、高スペック住宅なので、物件価格はやや高くなる傾向があります。

 また、供給される数も多くないので、「希望するエリアと予算内に長期優良住宅があったらラッキー」くらいのお考えの方が良いかなと思います😌

■まとめ

 以上のお話をまとめると、次の通りです。

★子育てグリーン住宅支援事業の補助金や、住宅ローン控除で有利になる、ZEH水準住宅や長期優良住宅は、新築一戸建てならばみつかるが、中古マンションではほぼみつからないです…😔

★ご希望のエリアと予算内で長期優良住宅が供給されているとは限らないので、もしあればご検討いただき、なければZEH水準住宅をなるべくご検討頂ければ良いかと思います😊

★子育てグリーン住宅支援事業の補助金では、長期優良住宅=80万円、ZEH水準住宅=40万円もらえます。制度が締め切りになる前に、なるべく早く良い住まいを見つけて、補助金をゲットしましょう😁

今回は以上です。もしご不明な点等がございましたら、お気軽に弊社までご連絡くださいませ。

それではまた!(^^♪

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