住宅価格や住宅ローンの金利に関する報道を見て、予定より早く家を買うべきか迷っていたご家族。お子さまの高校受験を控え、今買うか、受験が終わるまで待つかをご相談いただきました。家計とご家族の予定を整理し、購入時期を決めた事例をご紹介します。
この事例の要点
- 悩み:住宅価格や金利が気になり、受験前に買うか、受験後まで待つかを決められない
- 整理:進学後の家計を想定した返済額と予算、受験中のお子さまの生活、待つ間にできる準備
- 判断:受験後の購入を選び、準備期間を経て、希望と予算に合う新築一戸建てを購入
ご相談のきっかけ
ご相談をいただいたのは5月。ご夫婦と、高校受験を控えたお子さま1人のご家庭でした。進学先が決まるまでは通学を考えた住まいの立地を決めにくいため、もともとは受験が終わってから住宅購入を考える予定でした。
ところが、住宅ローンの金利や住宅価格が上がっているという報道を見聞きし、さらにご主人の友人が家を購入したと知って、予定より早く動いた方がよいのではないかと気になり始めました。
何に悩んでいたか
受験まで待つ間に価格や金利が上がり、希望する家を買いにくくなるのではないか。一方で、受験前の引っ越しがお子さまの勉強や気持ちに影響するのも避けたい。どちらを優先して購入時期を決めればよいか、判断がつかなくなっていました。
一緒に整理したこと
まず、受験が終わるまで半年から1年ほど待つことを考え、家計と予算の見通しを確認しました。お子さまが高校・大学へ進む時期も想定し、毎月いくらなら無理なく返済できそうかを整理しました。その金額をもとに、物件の条件と後からすり合わせられるよう、購入予算には幅を持たせました。
共働きのご夫婦の家計では、当時の条件で、物件価格5,000万〜5,500万円程度を目安に検討できる見通しが立ちました。新築だけに絞らず、築年数の浅い中古一戸建ても含めて考えると、当時の相場からは、今すぐ購入を決めなくても選択肢を持てそうだと分かりました。
判断に至るまで
予算の見通しを確かめたうえで、ご家族にとって大切なことを改めて話し合いました。ご夫婦には、受験勉強に集中しているお子さまに、引っ越しによる環境の変化や不安を増やしたくないという気持ちがありました。
そこで、実際に購入へ動くのは、受験が終わって進学先が決まってからにしました。それまでの期間は、受験校のあるエリアごとに物件の相場や資金計画を確認し、どのような物件が売りに出ているか、探す際に何に注意するとよいかを知るための準備に使いました。
ご相談後の判断
無事に受験が終わり、進学先が決まった後、希望の間取りに合う物件を3つ見学しました。事前に相場や資金計画への理解を深めていたため、住まいの条件と予算を照らし合わせながら比較できました。
その中から、ご家族の希望に最も近く、予算にも安心できる新築一戸建てを選び、購入して住み替えられました。
同じように悩む方へ
住宅価格や金利の情報が気になると、早く決めた方がよいのではないかと焦ることがあります。そうしたときは、家計とご家族の予定を確かめ、何を大切にして購入時期を決めたいかを整理してみてください。
返済の目安を考え、希望するエリアの相場や物件の選び方を知っておくことは、ご家族で進められる準備です。今買うか、しばらく待つかを判断しにくいときは、購入時期と、それまでに何を準備するとよいかを一緒に考えましょう。
購入時期と準備の進め方を
一緒に整理します
※個人が特定されないよう、ご相談者の背景の一部を省略しています。